このブログではまだ書いてなかったですね。
友人や親にはさんざん言っていたのでちょっと忘れてました。。
タイトルの通り、
4月に帰国します。一時帰国ではなくて、たぶん、本帰国になるかと思います。
こうやって書いていてなんとなく情けない気持ちになりますが・・・。
帰国に全く後悔もないし、事件性も緊急性もないので、とりあえずお話します。
まず最初に
帰国したいなあって思ったのは、トロントについて2日目とか3日目とかですよね。
これはまあただのホームシックだと思って、心の中に秘めていたのです。
そのあとにまた大きな波がやってきます。
それは、今住んでいるこの部屋に決めた後の2週間です。
部屋を決めた当日は、とにかく自分の判断力のなさというか幼稚さに呆れてショックを受けてしばらく泣いていました。
この部屋がとにかく嫌いだったんです。今はもうだいぶ慣れましたが好きじゃないです。笑
・洗濯機がない。近くのコインランドリーまで500mほど歩く。
・壁や天井が薄いので隣や階下の物音、声が聞こえまくる
・聞こえてくる声が中国語だから英語の勉強にすらなりやしない
・料理の匂いが部屋に充満する
・台所が一度外に出ないと行けない
・冷蔵庫のスペースが小さすぎる
・調理器具が汚すぎるし少なすぎる
・シェアハウスなのにシェアするものが少なすぎて自分で用意しなきゃいけないものが多すぎる
といろいろ不満ばかり抱えていました。
今だと反論も思いつきますが、経験のない自分にはすべてが不満でした。
こんな不満ばかりの家にすぐ決めてしまったことに
泣いて、
決める前に気づけたこの家の短所を考慮できなかったこと、それを不満に思っていることに
泣いて、
この家の短所が短所かどうかわからないという自分の経験の浅さに
泣いて、
今ではなぜあんなに泣けたのかわからないほど
泣いていました。それまで泊まっていた宿では思い切り泣けなかったからその分も泣いたのかな。とか思ってます。
初めての海外。初めてのことが毎分毎秒あって、知らずにそれがストレスになって溜まっていたのかもしれません。
毎日母親と連絡を取って、友達にも励まされて、その度に泣いていました。
2週間は毎日泣いていましたね・・・幼稚過ぎて泣けるくらい泣いてました。
30歳も間近の人間が恥ずかしい、と今では思いますが、そのときはもうそれくらい弱かったです。
弱い自分にも絶望して泣いていました。
学校がちょうど始まったときだったので、友達がなかなかすぐにできないとかでも泣いていたのかも。
まあ、でも、時間が経って慣れたり、部屋では色々工夫したりしてなんとか住みやすい部屋にしようと努力してました。
そのうち他の人の部屋事情を聞いたりして、この部屋が特別ひどいわけじゃないとわかっていきました。
この部屋の良いところだけをみようともしてました。
この部屋はチャイナタウンの近くで歩いて学校へ行けるし(まあ45分くらいかかるけど、運動だと思えばちょうどいい)
一応ダウンタウンの中に位置していることになるので学校の行き帰りで買い物ができるし楽しい町並みを見ることができます。
それに部屋の中に自分だけが利用できるバスルームがついているので、気を使わずにシャワーもトイレもできます。
玄関もそれぞれなので、時間を気にせず外出できます。
いまでも階下から聞こえる大きな物音と中国語にはイライラすることが多いですが、
最初の泣き続けた2週間に比べたらだいぶ慣れました。適応しました。
うるさいなら聞こえないように気にしないようにイヤフォンをして音楽を聞けばいい。という具合で。
あ、それで、帰国する話ですね。
その最初の2週間でたしか、学校が終わる4月に帰ろうかって思い始めて、
親や友達に言ってみたら反対する人が誰もいなくて、まあそのみんなの優しさにも泣いたんですけど。笑
まだ最初すぎるから、毎日なんとか戦いながら3月までには残るか決めようと考えていたんです。
この部屋の契約が2ヶ月で、3月の家賃支払い日には退去するか伝えなくてはいけなかったし。
2月は考える月でした。
時間が経つにつれて、楽しいことがどんどん増えていきました。
部屋にも慣れたし学校にも慣れたし、海外での生活にも慣れました。
もっとトロントにいたらどうなるだろう?って毎日考えていました。
トロントで働いたら?春の、夏の、秋のトロントはどんな感じだろう?やりたいこともたくさんある。食べたいものも欲しいものも具体的に思い浮かべるようになりました。
でも、自分の気持ちはどんどん帰国する方向へ向かっていきます。
こっちでできた日本人の友だちにも、会う度に
「残りなよ!」「ワーホリで来たんだったら働かないと!」って言われて
その度に心が揺れて、何度も何度も真剣に残ることと帰国することを考えました。
トロントで楽しいことがあっても、
日本へ帰りたいなあって思うんです。
海外で働く経験は尊いことです。就労ビザは簡単には手に入らない貴重なものです。
それを自分は今、何の努力もせず目的も持たず、もっているのです。
その事実を知っていても、働かずに学校が終わったら帰国したいという思いが変わることはありませんでした。
日本でやりたい仕事ができた、目標ができた、とかではないのです。
ただ、カナダにこのままいても幸せじゃないと思ったのです。
めんどくさいことをこれ以上もうできない。と思ったんですね。要は。
言い訳させていただくと、めんどくさいことはこっちへ来る前にわかっていたはずのことなんですが
実際に海外へ来てみると、
こんなにも海外生活はめんどうなのか!と気づいたのです。
初めての海外だからそこまで予期できなかった、という言い訳で。しかもその面倒なことが楽しいと感じられなくてただただ負担だったのです。
トロントでの経験と、日本での便利で心地良い生活を天秤にかけて
いつも日本に傾くのだったら、これはもう、
帰るしかないと気づいてしまったのです。
こちらへ来る前は「1年行ってきます。もしかしたらそれ以上かも」「日本へは帰ってきたくない」なんて散々言ってました。
そのつもりでした。本気で日本へは帰りたくないって思っていたんです。
同時に、初めての海外だからどう感じるかなんてわからなかったので、もし行ってダメでも学校があるから学校が終わる3ヶ月で帰るとも言ってはいました。まさかそのダメなバージョンになるとは思ってませんでしたが。。。
人生に一度のカナダワーホリを、働く経験もせずに3ヶ月で帰国するなんて信じられないと感じる人もいるでしょうが、
これはわたしの決定なので、今では誰からどう思われようが気にしてません。
いや、気にしてはいるけど、自分の気持ちとやりたいことが重要なので、決定を揺るがすことはもうないです。
めちゃくちゃ考えました。決めたくないけど決めなきゃいけなくてでも決めきれなくて何度も深く考えました。
後悔は絶対に、どの選択をしてもついてくるだろうと思って、逃げ道を用意して、帰国のカードを選んだのです。
逃げ道とは、いま帰国しても、来年の1月まではまだ就労ビザは有効だ、ということです。
働くには半年間の有効期限があったほうが優位なことが多いですが、でも、この逃げ道のお陰で帰国を決定できました。
ただ、帰国してまた戻ってくる気持ち的な可能性は今のところはほぼないです。
海外での経験は貴重だし刺激的だし、いま以上に価値観が変わると思いますが、その目的だけでテキトーに一時的な仕事をすることがどうしても引っかかるというか、なんだかなあ、って感じていて、働きたくなかったんですよね。
つまり、
働きたくなかったんですよ。笑
ダメ人間の極みですね。働きたくなくって遊んでいたくって、でもお金ないから帰るっていう。。
遊んでいたいというか、勉強していたかったんです。好きなことだけやりたかった。
日本に帰っても働かなくちゃいけないことに変わりないんですけどね。
それに、英語に対する自分の気持もはっきりわかってきたのです。
英語を使ってコミュニケーションを取りたい!とは思ってないようだ、ということが。
英会話の練習に海外は最高の場所ですが、それ以外なら割とどこでもできるかな、と気づいて、そして、自分のやりたい英語のことは日本でもできると思ったら、もう日本に帰国することしか考えられなくなって、
2月の中旬には帰りの飛行機を予約していました。まだたった2ヶ月くらいしか経ってないなんて信じられないくらい色々体験して、色々感じて、色々考えていました。
それがこれからまだ何ヶ月も続くなんて、わたしのような心も視野も狭い人間にはとてもじゃないけど耐えられない。
だから逃げようと思って、帰国を決めました。
日本が嫌で逃げるためにカナダに来て、カナダに恐れ入って日本へすごすご帰るのです。
情けないけど、決めたことに後悔はなくって、今から、いや、こっちへ来てから毎日指折り帰る日を数えています。
日本へ帰れること、自分の本当の家に帰れることが今の最大の喜びなのです。
わたしは自分に弱いので、自分が楽しいことをしてあげたいのです。
トロントにいることは今では苦痛は少なくなりましたし楽しい経験もたくさんしました。すてきな友達もできました。
これからも楽しいことがたくさん待っているかと思います。
そのことと比較しても、自分のテリトリーに戻れることは大きな喜びなのです!!
これは、こっちへ来てみないとわからないことでした。
思い切って海外生活を始めてみるまでは、日本を恋しく思う自分がいるなんて知らなかったし、
もちろん海外での生活の楽しさや苦しさを体験することもなかったし、世の中に存在するあらゆること、人々、思考にも出会えてなかった。
そのすべてが自分の人生の中に取り込めたことは素晴らしいと思っています。
すぐに帰ることは予想外のことではありますが、貴重で素晴らしい90日間でした。
日本へ帰ったらすぐにトロントへ戻るかもしれないし、戻らないかもしれない。
それもまた帰ってみないとわからないけど、どの選択もその時のベストなはずだから、どの選択をしても自分の求めている方向に軌道修正していければいいなあと思っています。
この今回の記事が、ワーホリでホームシックになっている方や、予想より早く帰ることを考えている方や
早く帰ることを決めた方や、早く帰ったことを後悔している方や、周りに早く帰るって言っている人がいる方の役に立てたらなあと思います。
早く帰るって言うけど、1年間有効なビザを持っているというだけで、1年間いなきゃいけないわけでもない、とわたしは思っています。
それをどう使うかは本人次第なのだし、他の人の意見は参考までにとどめておいて他人に自分のものを決定させてはいけないと思います。
そして他人の決定を自分の決定にして、後悔したら他人のせいにするのもよくないと思います。
自分の人生は自分しかコントロールできない。自分はコントロールできる人生。
そんなふうに思えたのも、こっちに来れたからです。
世の中には色んな人がいるのだから、色んな考え方があって当然で、どれが正解かなんてわからないし、
そもそも正解があるかも怪しくて、だからカテゴライズもできなくって、だったら自分も人の目を気にせず自分のしたいようにしよう。
そしてそれを恥じないで堂々と選択していこうって思えました。
そんな感じで、帰国の報告でした。
いつもご訪問ありがとうございます〜!
そのうちワーホリブログじゃなくなってしまいますが、英語に関しての記事や書いてないトロントでのこともアップしていく予定ですので
これからも、よろしくお願いします!
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